宿泊外出の引率看護業務でした。
重症心身障害児者に比べたら、医療度はかなり低いです。
とはいえ、障害を持ち、個性ある行動をする13名を
これまた15名のスタッフで引率ずる。
年に一回、ご利用さん全員を
3グループに分けて、週末2日間で1泊旅行する。
凄い体力も使うものなんです。
去年は伊豆でした、今年は、長野方面
標高1300メートル、天空に一番近いアミューズメントパーク
さすがに涼しく、霧雨から小雨でしたので、かっぱを着て車椅子を操作する
坂道がいっぱい、道路はフラットのようでフラットでない。レンガ1個欠けていたりね。
車椅子は押して見ないとバリアフリーかどうかはリアルにはわからないですよ。
スロープもほんの少しの傾斜角度が違うだけで恐怖でした。
一緒に行動した、ご利用さんの楽しみは食べ物とコーヒー、甘い食べ物。
実はこの度で、ビールを飲めるのが密かな楽しみだったようです。
様々な経費負担、とはいえ、それほど高額ではないかな。
お土産買うより、自分の食べたいものを食べたい、食べたい、食べたい〜〜
美術館にも行かず、散策も、乗り物にも乗らず
なんか買ってきて〜〜と所望する。
ほしいものはパンケーキ、メロンパン、コーヒー、甘い飲み物、
ねぇ、何食べようかな??
食べてもいい?
何か買ってきてよ〜〜
ずっとその言葉に付き合った2日間。
流石に夜中に五回もトイレに行き、朝は寝れなかったよう〜と。
実は、この方は
去年の春先に、半年の余命宣告された方、
好きなことをし、食べれるのが楽しみ、嫌なことはしない。
明らかな、自分軸で暮らし続けてもう一年半。
もう少し、もう少し、これが最後のお出かけ??
そんな言葉がいつも頭をよぎります。
今回はかなりシビアな予測を立てて、その対応もかなり込み入って立てました。
それでも、もう直ぐ帰宅の途に
食べすぎてお腹が痛くなり、高速で寄るはずのないサービスエリアにバスを止めたくらいで終わります。
腹囲113センチのお腹を抱えながら
最後まで食べてもいいかな?
お腹痛くなるかな?と言いながら
お団子に食らいつくのでした。
無事に引率終了しました。
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